響くんとは付き合いません!!
ここちゃんの目が冷たい。
私のことを敵視しているような、そんな怖い目だ。
「ちょっと藤崎さん」
ここちゃんの剣幕に圧倒され、なんにも言い返すことができないでいると。
まだ封のあいていないカップラーメンを手にもった奈央ちゃんが、後ろからやってきた。
「藤崎さんはもう響の彼女じゃないでしょ?満瑠にそんなことを言う権利はないと思うけど?」
「なによっ…!」
ここちゃんの鋭い視線が、私を超えて奈央ちゃんへ注がれる。