響くんとは付き合いません!!



誰もいない公園のブランコに座る。



このまま、ずっとこの場所にいれたらな。

寮には戻りたくない。

ここちゃんにも響くんにも、会うことが怖いから。



「消えてなくなりたい……」



高校生活も、中学生時代のように辛いものになるのかな。

そう思うと怖くて、怖くて、いっそのこと死んだ方がいいのかもしれないと思った。



「なんでそんなこというの?」

「……は?」

「お前さぁ、なんでそんな足はええの?ぜんぜん追いつかなくてびっくりしたんだけど」

「ひ……響くん!?」



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