はつ恋の君をさがしてる
「うまい!お前なかなか料理上手いなぁ~」

高嶺さんがひと口たべた肉じゃがを褒めてくれる。

「本当に美味しいですね。鈴加ちゃんの手料理は久しぶりです。」

「なんだよ?親父は鈴加の手料理食べたことあるのかよ?ずるいなぁ」

高嶺さんが変なことを言うから驚いた。

「もちろん何度も食べさせてもらってるよ?特にビーフシチューは格別に美味しかったですからね~数回ほどリクエストして作ってもらいましたよ♪」

平原さんは楽しそうにそう言いながら私にウィンクを投げた。

私はイタズラを仕掛けた平原さんに乗ることにした。

「そうなんです!平原さんがビーフシチューを気に入って何回も作らせたんですよ!」

私が冗談半分に大げさにそう返せば、平原さんはさらに笑って続ける

「鈴加ちゃんは優しいからねぇ~リクエストすると何でも作ってくれるぞ?」

「ずるいぞ!親父!」

高嶺さんがちょっとイライラしながらテーブルのおかずを食べ進める。

しまった……。
この勢いだと私の分が無くなるかも?
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