眩しさの中、最初で最後の恋をした。
卒業式が、つつがなく進行し卒業生退場になると綺麗にはけた後卒業生は再び体育館に戻る。
毎年この後体育館のステージで学年が集まって記念撮影会になる。
「有紗、行こう!」
日菜子に手を引かれて歩き出す。
すると、要くんと蒼くんが追いかけてきたみたい。
「日菜子!お前、有紗を引いて走るなよ!」
その要くんの声に、ピタッと足を止めた日菜子。
「うっかりした!ごめん、有紗」
要くんに突っ込まれて日菜子はちょっとしょげた声を出した。
「ふふ、日菜子。大丈夫だったから気にしないで。むしろ久しぶりに走ってちょっと楽しかった」
そんな私の答えに要くんや蒼くん、引っ張ってた日菜子は驚いたのかえ?!って声を上げる。
「ほら、体育も免除されてから運動してなかったから。走るってこんな感じだったなって思って。ほら記念撮影でしょ?移動しようよ」
私の言葉に納得しつつ、日菜子も蒼くんも要くんも少し考える顔をしつつもみんなで歩き出した。
学年が集まれば160人ちょっとになるので大人数だ。
私達は端の方に寄って写ることにした。
集合写真は後日学校側で撮ってくれたのは郵送されてくるらしい。
他にもみんなスマホやデジカメで撮っていたし、保護者も撮ってくれてるらしかった。
撮影が終わると各教室に戻る。