初恋の君と、最後の恋を。

私は大縄跳びと騎馬戦に参加することになった。

縄跳びは大人数でやるし、騎馬戦は土台部分の担当のため地味な役所だ。


リレーはというと、断り切れなかった委員長と雅美に決まった。

まだ目を覚まさないが、スポーツ万能の雅美はプレッシャーなど感じずに軽快に走るのだろう。





「へぇ、雅美ちゃんもリレーなんだ」


カレーライスを食べながら相馬先輩は言った。


「俺と良斗もリレーなんだ」


今日はあいにくの天気で校庭が使えないため、相馬先輩と肩を並べて昼食をとる。


「2人とも3年生なのに体育祭出るんですか?」


「陸上部を舐めるなよ」


大盛りのカレーライスを頬張りながら胸を張る相馬先輩に誘われる形で、黒瀬先輩も体育祭への出場を決めたのだという。


先輩たちも一緒なんだ。


「最近お天気悪いですけど、日曜は晴れると良いですね」


「今のところは晴れ予報みたい」


黒瀬先輩は携帯で天気予報を確認してくれた。


先輩の走るところ、見たいな…。
ギャラリー凄そうだけど!


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