初恋の君と、最後の恋を。
仁くんが雅美を送ってくれることになり、私たちは校庭に向かった。
重い雰囲気で、相馬先輩でさえ何も語らず、同じチームの1年生が何事かと怯えていた。
相馬先輩が2周走ることで話がまとまり、それぞれのスタートライン付近で待機する。
痛み止めも飲んだし、大丈夫。
反対側で待機している黒瀬先輩の横顔を見つめる。
貧血の状況で無理して走り、万が一ということがあったら最悪な結果となることを誰よりも深刻に考えて、嫌われ役に徹してくれた。
黒瀬先輩に感謝しないと。
後でちゃんと御礼を言って、
そしてーーーー。