伝説に散った龍Ⅰ
当時の私の、『全て』を失ったと言っても過言ではなかった。
愚かな私は
現実に直面してなお
絶望してなお
まだ、彼らの面影を求めていて。
そんな私が、ある時を境に少し楽になれたのは
新たな環境で
“彼女”が、眩しく私に笑いかけてくれたからである。
ーー転校して、その先で『大切な人』が出来た。
懲りずにと思われるかもしれないが
これからもこの先も、
こんな子には一生涯出会えないだろうと思えるほどの人物なのだ。
私と彼女は親友で
ーー私にとっての彼女は、
守るべき対象。
この有り余った力全てを行使して守らなくてはならないお姫様。
彼女が私に笑いかけてくれたあの日から、それが私の標である。