キミに好きって言えなくて。



気持ちくらい、伝えてみても確かにバチは当たらないんじゃないかと思う。



だって、俺が初めてこんなにも好きになった大切な人だから。


俺はクマの着ぐるみを着た吉沢を見つめた。



その笑顔はイキイキしていて、輝いてて、可愛いと俺のくすんだ心を浄化して行くみたいだ。


そんな俺の視線に気がついた吉沢は少し照れたようににこっと笑う。



はぁ〜。お前はほんとずりぃ〜な。



そう思いながら、夏祭り、俺が射的でとったクマのぬいぐるみと吉沢のクマの着ぐるみが少しリンクして、たまらない気持ちになった。



今あの時に戻れたら…。



俺は多分めいっぱいの想いを吉沢に伝えるのに…。



なんて、過去のタラレバ話しても無駄だけど。



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