キミに好きって言えなくて。
ちっか…。この距離は緊張しかしないし…。
なんて思ってると、
「吉沢って、こう見ると意外とちっせぇな」
なんて言われたから、ついつい右に座る綾瀬を見てしまった
バッチリ合った目に動揺を隠せない。
っていうか、この人、私のこと好きなんじゃないかって思うくらい優しそうな顔…。
やっぱりそんな顔、ズルい。
また、勘違いしちゃいそうじゃん。
ドキドキと高鳴る胸を必死に止めるために、目をそらして、誤魔化した。
「そ、そうかな??
だって、まぁ実際20cmくらい身長違うもんね?」
私がそう言うと、
「そっか。
……………可愛い」
彼は確かにそういった。