好きが伝われ


「あ!恒樹さん!前、進んでますよ〜」

「ほんとだ」


はぁ、なんとか誤魔化せたかな?

「じゃ…あ、そうそう。文化祭俺たちのクラスメイドカフェやるから来てね」

ちゃっかり宣伝して行った。


「なんなんだよ、あいつ」

「まぁまぁ。翔太もなんか食べるの?」

「なんも食べないけど?」


え?じゃなんで一緒に来た!?

私は焼きそばパンとカップスープを買う。



教室に戻ってご飯を食べてると、翔太はまだ恒樹さんのこと疑ってる。

「いつ知り合ったんだよ」

「え?あー、体育祭のちょっとあとくらい?」

「そんな前から?俺は知らなかった…」


そんな残念そうな顔されても…

「よ、よーし準備頑張ろう!」


この話はもうなかったことに〜!!


逃げるように作業に戻る。
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