いつか君の笑顔が戻りますように
カウントダウンに合わせて
2人で
あけましておめでとう!って
初めて2人で年を越した!

早めに初詣に2人で向かった

さすがにこのジャンパーは寒かったなぁ…。

「結雨昨日さ夜中咳してたね!?」
「喘息そこまで酷くないから。起こしちゃった!?ごめんね!?」
「薬は!?」
「あるよ!」

ほらってカバンから取り出した。
あんまさ
タバコ吸うなよって。

分かってるもんっ。て、
内心思いながら
人の多さにびっくりしながら窓外を見てた。

車から出て
肩にバンバン当たってくる人に
睨んだ。
「睨むなって(笑)」
「痛いんだもん(怒)」
「人すげぇな(笑)チビだから迷子になると困るから」
って手をぎゅっと握りしめてくれた。

こんな所でも、幸せだと感じる。

「お守り買ってくるからさここで待ってて!?」
あたしが言うと
「行くよ!」
「人凄いからここに居て!?」

そういって列に並ぶとたまに聖を探したりしてやっと買えた。
お父さんとお母さんのお守り!

聖ってどこだっけ!?

不安で探して
それでも人が凄くて見つからなくて
その場でキョロキョロ探しまくった。

「何不安な顔してんの!?(笑)」
「居なくなったんだもん。」
「どこにも行かねーよ。ずっと結雨見てたから!」

聖はあたしの事
すぐに見つけてくれる。

そばに居てくれる。
こんなあたしのそばにいてくれる人が
いる。

あたし
聖がほんとに好き。
離れたくない。
この日
実感した。
そばに居たいと。
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