いつか君の笑顔が戻りますように
車に乗ってはぁーっとため息。

「どした?」
「人が凄くて」

聖ゎニコッと微笑んで
頭をポンポンした。

「お守り買えてよかったな!」
「うん!」

自然とこぼれる笑みに
聖が言った。

「笑ってる結雨好き!」
「うん」
「ツッパるよりさずっと可愛いよ!」
「うん。」
「やけに素直じゃん。」

あたしは素直に少し慣れそうな気がした。

「そんな突っ張ってんのかな結雨。」
「女なのに可愛くない」
「可愛くないって(怒)」


信号待ち
あたしの顔をみて聖はあたしに
言った。

「結雨はさ。なかなかなおらねーとおもうよ(笑)頑固だし、すぐ人を睨むし(笑)これと思ったら曲げないしね。」
「言い過ぎ。」
「でもさ。恵ちゃんとさ結雨見てたらさ思ったんだよね。普通に笑えるじゃんって。」

「え?」
「強がってるくせに友達のことになると真剣で自分より友達の事優先で。優しくて。」
「(笑)そんなんじゃ…」
「そうだったよ。」
「恵はあたしの大事な連れだもん。」

運転する横顔を見ながら
聖の話を聞いてた。

「いくら突っ張っててもさ。俺の女で良かったって思ったよ。」
「(笑)真面目に話すぎじゃない!?」
「たまには真面目にもなるに決まってるじゃん(笑)」

また頭をくしゃくしゃとして
聖はあたしにニコッとした。

心の中でありがとうと言った。
「だから俺初めて会った時に…」
「何?」
「やぱ辞めた!言う時が来たら言う!」
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