幼なじみの榛名くんは甘えたがり。
ムキーっと怒っているわたしをスルーして、あっさりお風呂にいった榛名くん。
な、なんなんだ、まったく。
榛名くんが常識外れのことばかり言ってくるから、自分の常識が正しいのかすら、わからなくなってきた。
とほほ……。
こんなので、あと5ヶ月わたしは無事に過ごせるんだろうか。
はぁ、とため息をつきそうになったら、またしても事件が起こった。
「ひーな」
ガチャッとリビングの扉を榛名くんが開けた。
おかしい……。
今さっきお風呂に向かったはずなのに、
まさかもう出てきたわけがない。
い、嫌な予感がする……。
恐る恐る、扉のほうを見たら
嫌な予感的中……。
「きゃぁぁぁ!!!なんで服着てないの!?」
そこには、上半身裸の榛名くんがいた。
叫びながら、あわてて自分の手で自分の顔を隠す。