幼なじみの榛名くんは甘えたがり。



「だいぶ前だけど、雛乃が風邪で休んだ日?たまたま立川くんと帰りに会ってさ。雛乃が風邪で休んでるって言ったらすごい心配してたんだよねー」



そういえば……風邪を引いた日。
電話をもらった時、杏奈から風邪引いたことを聞いたって言ってたような。



「あ、うん。大丈夫。電話くれて、体調よくなったこともメッセージで伝えてあるから」



「ふーん、そっか。いやー、ほんといい子だよね立川くんって。立川くんとかどうなの?彼氏候補にはならないの?」


「どうなのって言われても。そもそもわたしと楓くんは杏奈が考えるような関係じゃないもん」


「そう思ってるのは雛乃だけかもよ?あの子絶対雛乃に気あると思うけどね」



まさか。

中学からずっと一緒だけど、そんな素振り見せられたことないもん。



「ないよ。だって前、家で勉強教えてもらう帰り道で好きな人いるって言ってたもん」


楓くんは嘘をつくような子じゃないから、
好きな人がいることは確かだとおもう。

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