限りない愛~甘い彼に心揺れて~
まずは社長室から。
「はじめまして、宮坂と申します。よろしくお願いいたします」
「こちらこそ、よろしく。宮坂さんのことは稲葉専務から聞いているよ」
「えっ、そうなんですか?」
「専務の孫と宮坂さんの姪っ子さんが仲良しなんだってね」
いつの間にか自分の家庭状況が社長に伝わっていて、ビックリした。
私の兄の娘が稲葉専務の孫と同じ保育園に通っていて、保育園のイベントで偶然会い、それから専務は私と社内で会うたびに孫の話を楽しそうにしてくれた。
専務は目に入れても痛くないというくらい孫をかわいがっているから、孫の話をしだすと止まらない。だけど、とてもかわいい男の子なので聞くのは、楽しかった。
社長との簡単な挨拶を終えて、次は隣にある副社長室のドアを畑野さんがノックする。「どうぞ」と聞こえて、ドアを開けるが私の足は前へと進まない。
「宮坂さん? 早く入って、ドアを閉めて」
「はい、すみません!」
畑野さんに怪訝そうな目で見られ、肩を竦めた。
近くに立つ副社長からの視線も感じていたが、直視出来ない。目を合わせた瞬間、解雇すると言われるんじゃないかと怖かった。
「はじめまして、宮坂と申します。よろしくお願いいたします」
「こちらこそ、よろしく。宮坂さんのことは稲葉専務から聞いているよ」
「えっ、そうなんですか?」
「専務の孫と宮坂さんの姪っ子さんが仲良しなんだってね」
いつの間にか自分の家庭状況が社長に伝わっていて、ビックリした。
私の兄の娘が稲葉専務の孫と同じ保育園に通っていて、保育園のイベントで偶然会い、それから専務は私と社内で会うたびに孫の話を楽しそうにしてくれた。
専務は目に入れても痛くないというくらい孫をかわいがっているから、孫の話をしだすと止まらない。だけど、とてもかわいい男の子なので聞くのは、楽しかった。
社長との簡単な挨拶を終えて、次は隣にある副社長室のドアを畑野さんがノックする。「どうぞ」と聞こえて、ドアを開けるが私の足は前へと進まない。
「宮坂さん? 早く入って、ドアを閉めて」
「はい、すみません!」
畑野さんに怪訝そうな目で見られ、肩を竦めた。
近くに立つ副社長からの視線も感じていたが、直視出来ない。目を合わせた瞬間、解雇すると言われるんじゃないかと怖かった。