限りない愛~甘い彼に心揺れて~
食後にすることは何なのか兄に訊くが、笑うだけで教えてくれない。
ご飯を食べたあとは家に帰るだけだよね?
帰らないで、どこかに行ってなにかをする?
むくむくとと私の脳内に浮かんで来た図は……副社長の部屋かとあるホテルの部屋で……彼が「かわいい」と私の髪を撫でて、そこから、彼の顔が近付いてくる……。
うわっ、なに、なに?
今、何を考えたのよ?
あり得ない妄想が何で浮かぶの?
絶対あり得ない!と浮かんできた妄想を消すべく、空を仰ぐ。
「真帆? 実亜はあっちよ。どこに手を振ってるのよ」
「えっ? あ、実亜。実亜ー」
不審な行動を母に指摘され、言われる方に目を向けるといつの間にか兄は実亜のところにいて、親子競技の列に並んでいた。
兄は実亜を抱っこして、不審な眼差しを私に向けている。兄にまで不審にしていた動きを見られていたようだ。
それを気にしない素振りで実亜と繋いでいる手を大きく振り返す。私も兄ではなくて、姪に目を向けた。
やっぱりうちの姪は、どこの子よりもかわいい。
笑顔でまた手を振っていると、横から視線を感じた。その方向に視線を動かすと副社長と目が合った。
なぜこちらを見ていたかは不明だけど、笑いかけられたから私は軽く会釈した。
ご飯を食べたあとは家に帰るだけだよね?
帰らないで、どこかに行ってなにかをする?
むくむくとと私の脳内に浮かんで来た図は……副社長の部屋かとあるホテルの部屋で……彼が「かわいい」と私の髪を撫でて、そこから、彼の顔が近付いてくる……。
うわっ、なに、なに?
今、何を考えたのよ?
あり得ない妄想が何で浮かぶの?
絶対あり得ない!と浮かんできた妄想を消すべく、空を仰ぐ。
「真帆? 実亜はあっちよ。どこに手を振ってるのよ」
「えっ? あ、実亜。実亜ー」
不審な行動を母に指摘され、言われる方に目を向けるといつの間にか兄は実亜のところにいて、親子競技の列に並んでいた。
兄は実亜を抱っこして、不審な眼差しを私に向けている。兄にまで不審にしていた動きを見られていたようだ。
それを気にしない素振りで実亜と繋いでいる手を大きく振り返す。私も兄ではなくて、姪に目を向けた。
やっぱりうちの姪は、どこの子よりもかわいい。
笑顔でまた手を振っていると、横から視線を感じた。その方向に視線を動かすと副社長と目が合った。
なぜこちらを見ていたかは不明だけど、笑いかけられたから私は軽く会釈した。