限りない愛~甘い彼に心揺れて~
「今週で都合のいい日をあとで連絡して」

「えっ? あ、はい……」

「金曜日、残念だったからね。じゃ、それもよろしく」


よろしくされても、困ると言いたかったが、今は言えなかった。緒方さんが広報部を出ていってから、ため息をつく。都合のいい日と聞かれて、ないとは言えないから、どうしよう。


「一度ちゃんと向き合ってみたら? 彼氏がいないんだから、これがいいきっかけになるかもよ」

「いいきっかけって……困っているんだけど」

「でも、まあ、食事くらい気楽に行ってきたらいいんじゃないの? 案外普通に食事するだけかもしれないし」

「めぐみ、無責任なこと言わないでよ」


私は再び盛大なため息をついて、いまだに映っていたユリナさんを消した。

ロビーでの副社長とユリナさんのことがオフィス中に広まるのは時間の問題だろう。

私はしばらく副社長に近寄らないようにしようと心の中で誓った。私が副社長と一緒にいても、なんの噂にもならないだろうけど。

それよりも緒方さんにどう連絡したらいいか考えないと。なんとか回避したいけど、無理かな。
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