私の残された時間
10分ほど泣き続けようやく落ち着いた私は、
彼に連絡を入れました。
:今日仕事終わったら少し会えない?
話があるの。とメールを送り私は家に帰りました。

帰ると母が笑顔で「おかえり〜今日は仕事早かったんだねえ〜ご飯の支度手伝ってね。」
といつものように言ってきただけで私はまた
泣きそうになり、大きく頷き部屋へ行きました。

少し深呼吸をして気持ちを落ち着かせました
着替えをし、台所へ向かうと母が、
「遅いじゃない!後お味噌汁だけだから
よろしくね」と言い母は庭へ出て洗濯物を
取り込みに行きました。
お味噌汁を作ろうと私は鍋を持とうとした瞬間鍋が床へ落ちて行きました。
「え?なんで?」
私きちんと鍋を握ったつもりでした。
けど鍋は床へ、、、
すぐに鍋をひらってお味噌汁を作る準備にとりかかりました。
私はお味噌汁を作り終えると、洗濯物を畳んでる母の近くへ行き洗濯物を一緒に畳みました。
「ねえ、今日ね仕事じゃなかったんだ」

「え?そうなの?どこか行ってたの?」

「病院。」

「どこか悪いの?風邪でも引いたんでしょう
色葉寝相悪いから〜ふふっ」

「さ..産婦人科に...」

「え...? 産婦人科?妊娠でもした?」
母は思っていたより驚きはせず冷静に
聞いて来たので私もなぜか冷静になり、
「うん。今3ヶ月だって」

「彼には伝えたの?」

「まだ、今日仕事終わってから少し会うつもりだからその時にでも...」
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