【修正中】狼彼氏と子羊彼女


哀しかった
ただ…寂しかった。


「でも違うんだね?馨は私の事好きなんだよね?」


「俺は…」


怖い
嫌われてるかも
顔を上げるのが…怖い


「俺はちゃんとお前が好きだよ」


「…へっ?」


ちゃんと”好き”って言葉で言われたことなかった


「俺は記憶ないけど。このままでもお前が好きだってわかるから」


顔を真っ赤にしてそういってくれた言葉には馨の精一杯の愛情を感じた

馨は言葉で伝えるのが苦手だから



「馨…大〜〜好き!!!」


馨に抱きついて私も精一杯の愛情を伝えた

それから私と馨は
何回もキスをして愛を確かめ合った

馨は馨だっていうのは確信した



ただ…好きなだけだから



ただ…「アイシテル」だけだから



それを言葉で伝えるのは大変なことだから



顔を真っ赤にしていってくれる馨が大好きだよ!







危険な魔の手から守ってくれたのは一番愛おしい彼だった…



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