遠距離の彼 と 近距離の同期
もう時間がないので、招待客をリストアップする。

親戚、友人、同僚。

天、どうするだろう?

だけど、天だけ無視するわけにはいかない。

海翔が不審に思う。


招待客リストを見ながら、海翔が言った。

「じゃあ、会社関係は、俺から連絡しておくよ。
会社から掛ければいいから。」

天も? それは…

「海翔、仕事、忙しいでしょ?
私から掛けるよ。」

「大丈夫。SEも増えたし、前ほど忙しく
なくなったんだ。」

確かに最近は、休日出勤もないし、その日のうちに帰ってくる。

「結は、自分の友人関係だけ、お願い。」

それ以上、強くは言えない。

「分かった。ありがとう。」
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