遠距離の彼 と 近距離の同期
神様って…
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神様って

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天が鍵を開け、ドアを開ける。

「どうぞ。」

天が言う。

いつもと違うかたい声。

天も緊張してる?

「お邪魔します。」

私は、天の部屋に上がった。

モノトーンのシンプルな部屋。

隅に積み上げられたバスケ雑誌が天らしい。

「お茶 飲む?」

天が聞くので、

「いいよ。私がやるよ?」

と答えて、キッチンに向かう。

だけど、初めて立つキッチンは、どこに何があるのかも分からず、結局、2人でお茶を入れて、2人で座ってお茶を飲んだ。
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