遠距離の彼 と 近距離の同期
でも、私はこの子を手放したんだ。

絆のお母さんは、お姉ちゃんなんだから、私が手を出しちゃダメなんだ。


私が、自分の葛藤と戦っていると、お姉ちゃんが微笑んで、絆を差し出した。

「結、抱いてやって?
絆も喜ぶわ。」

「お姉ちゃん…」

お姉ちゃんが、私に絆を渡してくれた。


ふふっ
絆、かわいい。

できれば、自分で育ててあげたかったな…

ごめんね、絆。

幸せになるんだよ…


天が泣いてる絆に手を伸ばした。

ほっぺをプニプニと人差し指で突っつく。

「絆、泣いててもかわいいな。」

天はまるで眩しいものでも見るように、目を細めて微笑んでいる。
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