遠距離の彼 と 近距離の同期
「もう、みんな、私の事はいいです。
さっさと食べて、仕事してください。」

私が言うと、天が私の顔を覗き込んで来る。

「へぇ〜
お前、顔、赤いぞ。」

「うるさい!!」

まったく!

何で、こんなにからかわれなきゃいけないの!!

絶対、天のせいだし。


・:*:・:・:・:*:・

24時。

天と並んで駅まで歩く。

「お前、彼氏に猿の姿、見せてんの?」

天が口を開いた。

「は?」

「ずっとぬいぐるみのままなんじゃね?」

「んー、どうかな?
でも、………そうかも。」
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