遠距離の彼 と 近距離の同期
・:*:・:・:・:*:・

試合は、天のチームの圧勝だった。


「天、すごいじゃん!!
めっちゃ、かっこ良かったよ。」

駆け寄った私がそう言うと、天は嬉しそうに笑った。

「だろ? 惚れたか?」

「ふふっ、残念。
でも、海翔がいなかったら、惚れてたかも。」

「そうか。惜しいな。」

「何が?」

「今なら、弁当のお礼に付き合ってやろうと
思ったのに。」

「ふふっ
何、それ?
モテる男が、その気もないのにそういう事
言うと、あとで修羅場見るよ。」

「見ねぇよ。
俺ははっきり断るからな。」

「モテるってとこは、否定しないんだ?」

「ま、それなりには、な?」

天は、ニヤリと笑った。
< 88 / 284 >

この作品をシェア

pagetop