遠距離の彼 と 近距離の同期
その後、天は、また何でもないように、ひょいっとステージに飛び乗る。

「あ、ありがと。」

私はお礼を言って、お弁当を出した。

「どうぞ。」

ふふふっ

私は、込み上げる笑いを押し殺しながら、天にお弁当を渡す。

天、どんな顔、するかな?

「ありがと。」

天がお弁当箱の蓋を開ける。

「ブッ!
くくくっ
おま、いや、くくくっ
これ、時間掛かったろ?」

天は、思いっきり、笑ってる。

「まあね。
この瞬間の天を見るために、今日の私は
存在すると言っても、過言ではないよ。」

「これ、食べる前に、写真撮っていい?」

「いいよ。」

天は、スマホを取り出し、お弁当の写真を撮った。

「ついでに、こっちも撮る?」

と聞いて、私のお弁当も差し出すと、

「プッ! くくくっ
お前、すげー!!」

と言われた。
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