イケメンとの恋







今日は風邪で髪がぐしゃぐしゃにならないようにゆっくり漕ぐ。







学校に着き、教室の扉の前まで来た。







今さら怖くなってきた。








ゆっくり扉を開け、教室の中に入り自分の席に座る。







「え、倉下さん!?」







そう呼ばれた。







「えと、何ですか」









このクラスのギャルさん達に話しかけられる。





初めて話すから緊張する。






「メイクめっちゃ上手くね!?見ていい?」






興味津々に身を乗り出す彼女。







「良いよ、けどそんな上手くはないよ?」






もっと上手い人はたくさんいる。







「いやいや、めちゃくちゃ綺麗!アイライン良くこんな綺麗に引けるね!なんで今までしてこなかったの?」







褒めてくれてる!






感動だ。







「いや、スッピンがブサイクだからメイクしてたらキモいかなって」






そう答えると。











「ぷっ!あははは!女の顔なんて詐欺ってなんぼ!面白いこと言うね!」







そう笑っている彼女がいた。
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