貴方のコト好きでした
とある夏、私は彼の居る中学校へ転入しました。
彼の名前は…「北神・星矢」。
彼は私の幼馴染でした。
小さい頃から、私の両親も彼の両親も帰宅が遅く、
二人で居ることが多かった。
私は小さい頃から何も一人で出来なくて…人見知りで、
恥ずかし屋がりでいつも星矢の後ろをついて行くばかり
でした。
こんな私でも、星矢はいつも優しくて…守ってくれて…大好きでした。
でも…小学5年生の夏、私は交通事故に合って還らぬ者
となってしまった。
スマホをいじりながらの大型トラックとの接触事故。
私はその日友達と遊んで帰る途中だった。
少しばかりも生きてない尊い命…。
お葬式は身内と星矢の家族で行われました。
皆泣いていた…。
どうして泣いていたのか、私には分からなかった。
いつも笑顔で笑っている星矢でさえ泣いていた…。
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