俺様王子が恋をした
「ん・・・っ//」

い、息が出来ない。
キス初心者の私にはレベルが高すぎる。
苦しくなって先輩の胸をトントンと叩いた。

すると気づいてくれたみたいで
口を離してくれた。

「あぁ、わりぃ」

はぁ、はぁ、私はこんなに息切れてるのに
先輩は全く呼吸を乱していない。


「ちゃ、ちゃんと、す、すすす好き・・って
 言ったのにキスするなんてひどいじゃないですか!!」

「好きって言ったら、キスしないとも言ってない。」
どこかスッキリしたような顔で
ニヤつきながら言った。

うぅぅ~~~

「いいだろ別に。ずっと我慢してきたんだから。
 まぁ、これからは容赦しないから、覚悟しとけよ?」

 先輩は悪魔のように微笑んでいた・・・。
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