俺様王子が恋をした
手を繋ぐのも、ハグするのも
キスするのも、その先も
全部全部先輩じゃなきゃ嫌だ。


さっき雄大君にキスされた事を思い出し、
また涙が溢れた。
せっかく落ち着いたのに
この涙は止まることを知らない。

身体の水分全部涙で出ちゃうんじゃないかって位。


楽しいのが優先して
先輩の言葉が頭からすっかり抜けていた
自分が悪いのに。

雄大君を責めてしまう。

どうしてあんなことしたのって。

性格悪いな、私。

自分の責任、人に押し付けるなんて。
< 148 / 390 >

この作品をシェア

pagetop