俺様王子が恋をした

真優華は俺のものだ

一緒に帰ってくれると
2人は言ってくれたけど、
せっかくの楽しい合宿を
私のせいで台無しにするのは
申し訳なかったから私だけ先に
送ってもらった。

宿はとてもきれいな場所だった。
大きな庭園があって、そこには噴水もあって
『和』の中に洋風な雰囲気があるような所。
静かで水の音をきいてとても心が落ち着いた。

部屋も3人部屋の割には広くて、
畳の独特の匂いが鼻をかすめる。


この空間のおかげで
やっと頭が回るようになってきた。

まさか雄大君が私の事・・・。
全然気づけなかった。
そんな素振り全くなかったし、
それに他の男の子たちも顔すら知らない人ばっかりだった。
好意を持ってもらえることは嬉しい事だけど
男の子からの好きって気持ちは
先輩からだけで十分。
なんて思う私は変なのかな?
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