俺様王子が恋をした
広く綺麗に手入れされている庭を抜け
大きな扉を開けると
そこには大理石で埋め尽くされた
うちのリビングよりも広いんじゃないかって
くらいの玄関。

その目の前には上に続く螺旋階段。

壁には高そうな絵が沢山
飾られていて
何処を見渡しても異空間。

あっけにとられる私なんかお構いなしに
どんどん進んでいく先輩。

「あ、あの!!」

呼びとめると
ん?と振り返った先輩



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