俺様王子が恋をした
おかげでまゆは
毎日楽しそうだし
俺とまゆは『ただの幼馴染』に戻れた。


俺の元へ駆け寄ってきた
まゆと一緒に柊の教室へ向かった。


俺はそこで目を疑う光景を見たんだ。

…なんで女と抱き合ってる?

いや、抱き着かれているのに
抵抗しない柊がいる。の方が正しい状況。

でもまゆはきっとそこまで
頭が回っていないだろう。

案の定その場を飛び出した。


まゆを追いかけようとした
柊の腕を俺は掴んだ。

「おい、どういう事だ」

自分でも驚くほどに
低く、怒りのこもった声が出た。

「どうもこうもねぇ。お前に話す必要はない。」

何だと?

「あるよ。お前は俺にまゆを泣かせないと
 約束した。それなのにこのありさまか?」

無意識に腕を握る手に力が入る。

その力のせいか
俺の言ったことが刺さったのかは
分からないけど顔をしかめた。

「まゆは俺が追う。
 お前はあの女の子どうにかしろよ。」

そう言って教室で泣き崩れている子に
目線だけを向けた。

俺はそのまま
まゆが行く場所は見当が
着いていたから急いで走った。
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