俺様王子が恋をした
りょ、旅行…?

「私達と柊先輩には了承済みだから
 逃げようったって無駄だからね?」

な、なんということだ…

「で、でもお金とか…」
「その心配はいらないよ?
 伊吹が柊先輩に話したら
 先輩の家の別荘使っていいって!」

まさかまさかの先輩が乗り気…
そんな事一言も聞いてないし。

「海の近くですっごくいい所なんだって!」

これから行くであろう別荘を想像して
美優は顔緩みまくりだし
断れない…

「わ、わかったよ…」

渋々私もオッケーした。
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