俺様王子が恋をした
少し離れ
また先輩の寝顔を見ようとすると
それを阻まれ
先輩の腕の中にすっぽり
収まってしまった。

「なに…朝から誘ってんの?」

っ!!

「先輩、起きて…」
たんですかと、最後まで言わせて
もらえず唇は塞がれた。

んん~っ!

「可愛い事するまゆが悪い」

「そんなっ!」

つもりじゃないと
言おうとしたのに
更に強く引き寄せられ
先輩の胸に顔をうずめてしまったので
声を発する事が出来なかった。

「うるさい。もう一回寝る」

それだけ言って本当に寝てしまった先輩。

もう…

私は起きようと思ったけど
先輩の体温が心地よくて
眠気が襲ってきたので
そのまま目を閉じた…。
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