Sweet Healing~真摯な上司の、その唇に癒されて~
雨宮は前に探し当てた千紗子の弱い場所をしっかりと覚えていて、二度目になる今回は最初から彼女を容赦なく責め立てた。
そして与えられた強い快感に乱れる千紗子に、雨宮は甘い言葉を振らせ続ける。
『好きだ』
雨宮の囁きが耳にこびりついて離れない。
何度も何度も耳元で囁かれたそれは、まるで見えない楔(くさび)のようだ。
『可愛い』
『ずっと離さない』
『全部俺のものになって』
突き上げる度に、愛しげに名前を呼ばれた。
『千紗子』
大事に丁寧に。
まるでそれが宝物のように思えるほどに。
何度も何度も終わりが見えないくらいに絶頂に押し上げられた千紗子は、雨宮が果てると同時に意識を失い、最後に彼が耳元で囁いた言葉には気が付かなかった。
『愛してる、千紗子。』
彼女の体を抱き締めて、荒い息に肩を揺らしながら、雨宮は千紗子の耳元でそう呟いたのだ。