それでもずっと、君を愛す。
他の男子達もゾロゾロとコートから抜けて、体育館の壁に背中を預けて座っていた。
「ちぇっ、もうバスケしないのかぁ」
不満気味に紅葉が零す。
「どうする?もう帰る?」
「うん、今日課題多いしね。汐音も駅まで一緒行かない?」
駅まで行けば、紅葉とは別方向だ。
「もちろん!じゃあ、帰ろっか」
他の女子も、もう近くで拝めないと踏んだのか、続々と体育館を離れていく。
一瞬、誰かがこっちを見たのは、きっと恐らく、気のせい。