*If*…もし貴方と出逢わなければ…
澪のside



あんな啖呵切ったけど考えなんてあるわけじゃない。



だけど、私は華蓮が最後に、見せたあの顔が忘れられないんだ。



『あっ!あそこの人達なら華蓮を助けてくれるかもっ!!』



そう思って私は華蓮が呼んでくれて夕飯を食べに行った時メアドを交換した人に電話をかけた



プルルル プチッ



「澪ちゃん?」



『はい。そいです。雅さん。華蓮が……』



私が電話をかけたのは雅さん。何かあったときの為に念のため連絡先を交換しといたんだ。



まさか、こんな早く掛けることになるとおもわなかったけど…。



私は、華蓮が蝶華を裏切った事。毒龍の元へ行ったこと全てを雅さんに話した。


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