*If*…もし貴方と出逢わなければ…
「華蓮」



心拍数が一気に上がった



蓮への想いを自覚した瞬間、いつもに増してドキドキが止まらなくなった気がする



けど、このドキドキが心地良かったり変な気持ちだ



『なに?』



振り返った私を包む温もり……気づいた時には私は蓮に抱きしめられていた



『え???!ちょっ、蓮!?』



「…こうされるの嫌だ?」



うぅ、この捨てられた子犬みたいな目で聞くのホントに止めて欲しい…。絶対確信犯でしょ……



『嫌…じゃない』



そう言った瞬間



蓮は嬉しそうにさっきよりも強い力で抱き締めた


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