恋愛なんてゲームだ!
「えーなにそれw
あ、翔央!夜ご飯の買い物一緒にいこっか!」
「え?あ、うん、いいよ。」
お昼ご飯は弁当組と一緒。そんな、違うなんて不平等!まあ、中身はヒミツ!
「さあ、翔央さん!お昼ご飯も終わりましたし、着替えて食材探しでスーパーに向かいますよ!」
「わかりましたよ、姫乃さん!」
お互い自室に戻り着替える。今は夏だし、着替えるのが楽なワンピース。一昨日とは違うものね。
今日は水色のロングワンピ。髪型はヘアーバンドをして…靴はサンダル!
あ、もちろん靴はシューズクローゼットね。一人一つは絶対にあるのがうれしい。
外で翔央が待っていた。
「ゴメン、待った?髪が長くて手間取っちゃって…」
「そんなことないよ。姫乃、髪の毛腰まであるもんね。
僕、きれいな黒髪、好きだよ。じゃあいこっか!」
なんか翔央照れてる…かわいい…
「さてさて翔央さん、夜ご飯はなにがよろしいですか?」
「ええ!?あ、うーむ…僕は和食が食べたいなあ。」
「わかりました。では和食にいたしましょう。
焼き魚はお好きですか?それより肉じゃかにいたしますか?」
「うーむ…どちらも食べたいなあ。」
「かしこまりました。
では今日の献立は焼き魚メインで小皿に肉じゃか、といたしましょう。」
「すーぱについたぞ。では買いものをしよう。」
なんかご主人様ごっこ?おもおしろい…
あ、今日はあじが安いな…アジにしよう…
え?金銭感覚わかるのかって?そりゃわかるよ。
ママやパパが仕事でいないときは莉乃も詩音もいないから自分で用意しなきゃだもん。
花嫁修業の一環だって。今日表彰されてたもの、全部そう。
スポーツは少しだけど、ピアノにバイオリンは全部花嫁修業の一環ってことでやらされてる。
読者の皆さんには特別に教えてあげる。私は親なんか嫌い。
自分がまわりに自慢したいからってなんでもやらせる、ただの自己満足。
私は自己満足の犠牲者。翔央も龍もひなたもみんな親の自己満足の犠牲者。
子供は親を選んで生まれてくる?はあ?そんなのあるわけないじゃん。最低な親に生まれてきた。
「姫乃!姫乃?大丈夫?顔色悪くない?昨日の熱がまだ残ってる?」
「え?あ、大丈夫だよ。少し考え事してただけ。
それより今日はアジの焼き魚にしよっか!今日アジ安いみたい。」
「アジか~いいね!早く行かないとなくなっちゃうかもよ?急げー!」
手を引っ張られながら行く。いつも一人で買い物してたから楽しく感じる。
「よし!あとはお会計だけだー!僕がしとくから外で待ってて。」
「え、いいの?ありがとう。お言葉に甘えて外で待っとくね。」
はあ…今日は疲れたな…あ、小テスト作らなきゃ。
私が言いだしたことだし私が責任もってちゃんと作らなきゃ。あ、でもどれくらいのレベルがいいんだろう…
「ねえねえ可愛い君、一人なの?俺たちとカラオケでも行く?楽しいよ?」
ん?私?でも私可愛くないしな…でもまわりには誰もいないし…
スーパーの前でナンパ?さすがにそれはないか…あ、もしかして幽霊が見えるのかな…?
「ねえねえさっきから何ごちゃごちゃ言ってるの?幽霊なんて見えるわけないでしょ?」
「あ、声に出てたんだ…
で、なにか御用ですか?私、今、人を待っているのですが。」
「えーそんなの待たなくていいじゃん。さあ、僕たちと一緒にカラオケ行こうよ。」
肩を触られた。気持ち悪…今すぐ投げ飛ばしていいかな…
「あの、触らないでいただけますか?あなた達のような人に触られると汚れる。」
「なんだとこのクソガキ!お前ら、やれ!」
へー現実でもこんなセリフ言うんだ~ってかか弱い中学1年生の女子に高校生?ぐらいのやつが5人って多すぎでしょw
ほんとはスーパーの前でなんて暴れたくないんだけどな~まあ、自己防衛で大丈夫でしょ。
「あなたたち、どうなっても知らないわよ?
あなた達のような方たちに手加減なんて必要ないんだから。」
バキッ!
「一人目~ってか一人ずつとかやめてくれない?めんどくさいし人待たせてるから。」
「クソガキー!おらー!!」
え、叫ばないと殴り合いできない系ですか?テレビとかでやってるあれですか?
ゴキッ!ボキッ!バーン!ボコッ!…
「終了~!あなた達弱すぎじゃないかしら?こんな、」
「姫乃!!大丈夫!?ってえっ…?」
「あ、翔央!全然大丈夫だよ~!なんか肩触ってきて汚れるって言ったら襲い掛かってきた~!」
「え…それほんと…?
とりあえずこれ、どうにかしないと…」
『あ、もしもし?
あのー○○スーパーに来てくれない?片づけてほしいものがあるの~!』
「よし、OK!では帰ろっか!買い物終わったんでしょ?」
「え?あ、うん終わったよ?」
「おうちへレッツゴー!」
翔央、戸惑ってるなーwでもあいつらが悪いんだよ?あいつらが肩触ってくるから…
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