王子?団長?どっちもお呼びじゃありません!!~異世界悠々おひとりさま満喫日記~
「おいおい。お前達、遅れてんぜ? アイリーン商会の隣に開店したのは二号店だ。一号店が西通りにあるんだ。ちなみにそっちは、ランチ営業もやってんだ」
「お! なんだよ、西通りならこっからも直ぐじゃんか。それなら俺、早速明日の昼に行ってみるわ。やっぱ一人は気楽でいいぜ」
「そうそ~、毎回毎回女誘って格好つけてちゃ、疲れもするよな。個食が手軽で楽だよな」
「そうそ。そもそも女にしたって、女が欲しけりゃ商売女の世話になる。それが一番楽だし、後腐れもないってなもんだ」
「「「それ、分かるわ~」」」
……一見すれば、盛り上がっている。けれど二十歳そこそこの若者がこれでは、……国の行く末は大丈夫なのか!? 本気でそう、心配にもなる。
俺は王位継承をする立場でも、そんな心積もりも更々ないが、俺ですらこの状況を目の当たりにすれば危機感を感じずにはいられなかった。