恋人未満のこじらせ愛
広報部の仕事は目まぐるしく、時間があっという間に過ぎて行った。
広報部の仕事は多岐に渡る。
メディアの取材対応やWebページの更新も社内報の制作だって広報部の仕事だ。
その中でも私達の広報宣伝課は、いわゆる『広告会社などへの窓口』的な位置付けだ。
例えばとある雑誌に掲載したい広告があるとしたら、予算を組んで広告枠の購入する。
それと同時に、デザイン会社への交渉も始まる。金額や納期なども細かく交渉しなければいけない。
無事に依頼を引き受けてくれると、またコンセプトやら細かい内容を打ち合わせて詰めていく。
そしてラフが上がってきたら他の部署の意見も聞きつつ、手直ししながら仕上げていく。
そして本番データが出来上がると、広告枠元に投げてオッケーが降りるのを待つ。
ざっと一つの枠だけでも、これぐらいの仕事量がある。
他に商業施設の運営の一貫でフリーペーパーの発行やら、オフィスビルの入居者募集のチラシなど、数え切れないぐらい細々とした仕事も多い。
移動したばかりの私は、ひたすら言われた通りの資料の作成や企画書をまとめたりと雑用をこなす毎日。
ただそれは、意外と楽しいものであった。