恋人未満のこじらせ愛
その分多少料理のお値段は張るが、場所代だと考えると妥当な値段だろう。

「どうします?飲みますか?」

「うーん、一杯だけ飲もうかな」
せっかくの週末だ。飲んだ方がいいだろう。

「何にします?ビール?」

「レモンサワーにする」

「じゃぁ俺もそうします」

通りがかった店員さんを捕まえて、レモンサワーと定食を二人分注文する。
レモンサワーはすぐに運ばれてきたので、二人で乾杯。
週末に飲むお酒は、なんだか特別だ。


「課長、大丈夫ですかね…?」
心配しているようで、うっすら笑っている石見君。
さっきから石見君の携帯がチカチカ光っているのは、課長のメッセージを受信しているからだ。

「さっきから南條さん同じ話を五回している」

「南條さんが自分の高校時代を語り始めた。聞くのは三回目」

思わず見せられた画面を見て、二人で吹き出してしまう。
< 88 / 170 >

この作品をシェア

pagetop