愛しのメロンパンガール!
あきはぺろ、と舌を出す。

悪魔だ...許さん。心がない。

後で、お弁当の唐揚げは貰う。そして、おやつのクッキーはあげない。

「......ぶはっっ、あははははは、なに、お前ら必死すぎ。」

梓沙君が吹き出して笑い出す。




...笑った顔かわいー。

体をくの字にして、お腹を抱える梓沙くん。細くなった目元、上がった口角。が愛しい。

とぽけーーっと見て思った。


あ、これ、私のこと笑ってんだ。



恥ずかしい!!!!!!!


胸が小太鼓みたいにドドドドと鳴って、顔が熱くなって、手がそわそわする。

頭と心と体が、全身でやっちまったな!!!と叫んでる。
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