私、花嫁にはなれませんっ!
花嫁候補

家族会議

家に着いたのは18:30。

「ふぅぅぅー!!!」

自分の部屋についた私はベットに沈み込んだ。
部活動の勧誘広告はヒラリヒラリと、鞄から逃げ出し、足元を舞うけれど、今はそんな事、気にしてはいられない。

「うう…疲れた…」

力が抜けたふにゃふにゃの体。

思い返せば、人前で泣くなんて何年ぶりだろう。あの後、散々泣いてしまった私を三人は、家まで送り届けてくれた。

内心言うと一人で帰りたかったんだけど…未來の花嫁を放っておける訳もなく…あれよあれよと自宅まで知られてしまった…。

お父さん、お母さんは今日も帰りが遅い…。

「お父さん達と早く話したいよ…」

100億なんて普通の額じゃない…。何に使っちゃったの?何があったらそんな事になるの…???
考えても考えても答えはでない!

「おねえちゃーーーん!!!!」

思わず、大声でお姉ちゃんに助けを求める。


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