御曹司は恋の音色にとらわれる
五十嵐さんが私の手を取る、

「高橋美華さん、俺は君の事が好きです、
 結婚を前提にお付き合いして下さい」

「はい、お願いします」

2人で見つめ合い、頭の中で、シュミレーション
していた通りの告白にじーんとなる。

「えっと、また怒られるかもしれないけど・・・」

「なに?」

「ベッドルーム行っていい?」

期待と興奮と、いろんな感情をごちゃませにした目で
見つめられ、胸がどくどく言う。

何だろう、この人私の事本当に好きなんだと、
向けられる気持ち、全てが嬉しくて、
全力で受け止めたくなった。

「優しくしてね」

そう言って、立ち上がち、抱きしめ合あった。
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