親友のカラダ
高校1年の少女
望の話を剣から聞いた。

麗央くんの貢ぎをしている事


学校はやっぱり休んでいる事


金の出どころは分からないのものの、剣が街に行った時オヤジと歩いていた事から


多分援交か何かしている…

と言う事実…


知りたく無い事がアタシの脳内を侵食して行った…

『麗央くんは望から現金もらってんの?』

『いやぁ、基本的に物とからしいけど、勝手に金渡して行くらしいよ。』
『麗央くんが貢いでって言ってんの?』

『それは無いよ。麗央地元に中学ん時から付き合ってる彼女いるし…』

『じゃ、断れば良いじゃん』

『そぉ簡単な事じゃないみたいよ。シグレ…話し聞いた感じだと麗央にマジ惚れしてるみたいだし。一応客だし適当にもあしらえないみたいよ』


剣の言ってる事は確にそぅ。
ファンは大切にしなきゃいけない…



でもアタシは麗央くんに殺意に似た物を感じた。

『…何でアタシに言わないのかな…それに綾斗くんの事が好きなんじゃないのかな……』


『……綾斗はうちのバンドが初ライブした時にシグレと一緒に来たギャルが彼女なんだよ。俺もシグレ見てて綾斗なんだろーなって思ったけどね…』


『望はその事知ってるの?』


『そりゃエゲツ無いけど知ってるんじゃん?』


………望…


辛いよね……
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