社宅は社長の家の2階でした【佳作受賞】
私は女性たちの輪の中に入ってお酌をしていく。

「こちらの受付は美女揃いですね〜
面接で初めてお伺いした時、思わず見惚れて
しまいましたよ。」

「ありがとうございます。」

受付嬢たちは、言われ慣れてるのか、謙遜する事なく、受け入れる。

そこでしばらく雑談していると、話題はすぐに修ちゃんの事になった。

「1日中、社長と一緒なんて、ドキドキ
しません?」

と受付の1人が質問する。

「ふふっ
仕事ですから、割り切ってやってますよ。」

私が答えると、

「社長、彼女いるんですか?」

とさらに質問を重ねてくる。

「さあ、プライベートまでは管理してません
から…」

修ちゃん、女性社員に人気あるんだな。

私が、一通りお酌を終えて、席に戻ろうとすると、私の席に美女が座って、修ちゃんにお酌をしていた。

私が面接に来た時、受付にいた美女だ。
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