社宅は社長の家の2階でした【佳作受賞】
「修努、離して、シャワー、浴びてくるから。」

「ん? シャワー?」

修努は抱きしめた私の体を撫で上げる。

「あれ? のどか? なんで裸?」

「修ちゃん、覚えてないんだ?」

ふふっ
あの時と同じセリフ。

「え? 修ちゃん!?」

「ふふっ
修努、ダメだなぁ。
ここで愛の告白だよ?」

私が言うと、修努はようやく気がついた。

「くくっ
そうか。

俺、昨日は酔ってたかもしれないけど、
のどかの事は、真剣に愛してる。
一生、大切にする。
だから、結婚しような。」

「はい。」

修努の気持ちいいキスに朝から酔わされて、私たちは、また仲良くし過ぎてしまった。

慌てて、身支度を整え、今日も仲良く出勤する。




修努、大好き。

初恋って、叶うんだね。




─── Fin. ───
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