社宅は社長の家の2階でした【佳作受賞】
俺は身を起こして、のどかの上に覆い被さった。

「修努? 酔ってたんじゃないの?」

のどかが驚いた声を上げる。

「のどかが煽るから。」

「へ?」

「のどかだけが俺の体を撫で回すのは、
ずるいだろ?」

俺だって、のどかに触りたい。

撫で回したい。

「あれは、撫で回すって程の事じゃ… 」

のどかは、ぼそっ言ったが、俺は構わず、そのまま口づけた。

俺の舌が、性急にのどかの口の中をまさぐる。

のどかはすぐに大人しくなり、かわいい声を上げ始める。

のどかの腕が俺の背中に回ると、もう止められなかった。

俺は、のどかの全てを愛して、のどかを俺の腕に閉じ込めて、眠りについた。

のどかは、永遠に俺のもの。

のどか、愛してる。

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