社宅は社長の家の2階でした【佳作受賞】
修ちゃんは、さらにカチンコチンに固まった。

「いいよ。
全部いい。
私、今、気付いた。
私、修ちゃんが、好き。
好きじゃなかったら、きっと股間蹴り上げて
逃げてた。」

私が修ちゃんの耳元で囁くと、まるで魔法が解けたように修ちゃんは幸せそうな笑みを浮かべた。

「のどか… 」

今度は修ちゃんから、キスが降ってきた。

修ちゃん、すき。

これから、きっと、もっと大好きになる。

私は修ちゃんの首に腕を巻きつけた。



私たちは、そのままもつれるように隣の寝室へと移動して、改めて愛を確かめ合った。

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